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みつばち花子通信

登録商標「花粉交配器具 みつばち花子 毛ばたき花子」を製造・販売している会社です。
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平成22年の果樹の授粉
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    本年4月期の天候は、異常低温、41年ぶりの4月17日の降雪など果樹栽培にとって大変な年となりました。この時期、桃、梨、サクランボ、プラムなど全国の果樹の受粉期であり、栽培者の方々は様々な試練に直面されました。授粉適期における低温と降雨、降雪、降霜など人間の創意工夫と努力だけでは対応出来ないものでした。
    現在、各果樹も満開から30日以上が経過し、品種によっては1次摘果を終え平年並みの結実を確保された事に少しホッとしております。これも栽培者の方々の努力の賜と存じます。

    福島市では、4月24日に降霜があり−4゜Cまで下がりました。梨、サクランボ、桃、プラム、りんごなど霜害が心配されましたが、防霜ファンや燃焼材による防霜対策が実施された事と、低温による発育ステージが遅れたことで大きな被害は避けられました。
    みつばち花子を10台購入され、梨の授粉でご使用いただいている高橋様から今年の花粉の質が悪い話をお聞きしました。今年採集し人工開葯した梨「新興」の花粉が例年と比べ花粉量が少なかったそうです。新興の花は花粉量が多く花粉樹として良いはずなのに例年の半分ほどしか取れなかったとの事でした。これは、蕾ステージが低温で長く推移し、蕾時期の−4゜Cの凍害が影響していた結果ではないかと思われます。霜害の場合、「雌ずい」が被害にあうと結実不良となり大きな問題となりますが、「雄ずい」の場合にはその被害の資料が少なくはっきりしません。雄ずいが葯の成熟ステージにおいて低温、凍害による影響を受け花粉量の低下、発芽率の低下を招いたのではないかと思われます。また、梨の結実後の果梗の長さが短い果叢が、地域により目立ちますが、指導機関の見解は蕾ステージの低温障害との事でした。
    桃、サクランボの結実は心配されたより良く、生育は遅れているものの比較的良く思われます。桃の場合低温下での開花であったため満開日が特定出来ないほど開花期間が長いものでした。梅、桃の花粉の寿命が長いのは、遺伝子的に開花期の低温に遭遇する環境(発芽率が良く、寿命が長い)に対応しているように思われます。これは、梨、りんごにも当てはまる気がします。
    それらと比べて、サクランボの授粉は難しく、霜害、発芽から開花ステージの高温(ジベレリン作用の高まり)、花粉の発芽率の低さなど年により不作となります。これらは交配手段の選択においての評価が、大きく影響をうけます。つまり、みつばち花子の評価として捕らえられる事です。サクランボに限らず、他の品種においても授粉不良が交配手段であるみつばち花子として捕らえられる事があります。この事がみつばち花子の評価が、栽培者により様々である理由です。自分で蕾、花を採集、人工開葯して授粉する場合、自然のリスクを如何に回避し結実させるかは栽培者の技量ではないでしょうか。
    | 果樹の人工授粉 | 23:29 | - | - | - | - |