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みつばち花子通信

登録商標「花粉交配器具 みつばち花子 毛ばたき花子」を製造・販売している会社です。
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梨 幸水の中間台木による果皮の差異
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    みつばち花子の開発当初から授粉結果について、対象果樹に於ける調査を行ってまいりました。最も授粉に影響する条件は、天候です。気温15゜C以上が4時間以上の条件下であれば、結実に十分な結果がえられました。
    福島市の平成21年度は春先からの気温が高く推移し、開花が早まり、周期的に崩れる天候が梨の交配時に重なり、品種によっては良い条件が得られない結果でした。

    特に、梨 幸水においては開花始めから天候がくずれ短果枝と長果枝の満開時期が低温により1週間と長くなり、長果枝自体も先端部と基部では4〜5日満開に差が生じました。それは開花期間中の天候が悪く、期間中最高気温が11゜Cの圃場もあり結実に不安が残るものでした。その時期、山形県寒河江市のサクランボの開花期でもあり、お客様の冷凍花粉の取扱についての相談により寒河江市に伺いましたが、福島と同じ天候で授粉が行えない状態でした。
    その後の結実調査では、1次摘果において他品種より果実肥大が悪く、サカムクリと言われている果実が極端に少ない状態でした。2次摘果、3次摘果へ進むにつれ、変形果、肥大不良果が平年より多く見られました。

    みつばち花子開発から5年、変形果の発生が比較的多い幸水について授粉結果を調査してきて、同じ幸水でも台木により果実品質に大きな差が生ずるような気がしました。樹勢による授粉、結実差は無いとされているのが一般的です、しかし幸水の成熟果の果皮のマダラ果は、品質に大きな影響を与えるものです。これは授粉によるものではありませんが、調査により樹個体差による果実品質がある事を感じました。

    とくに本年はマダラ果の発生が多く、平年少ない樹齢の若い樹の長果枝にも多く見られました。しかし、中間台木を接ぎ木してある樹においては、非常に少ない事に驚きました。高接ぎ樹や主幹部の胴枯病対策でインターストック樹をもちいている樹には平年と変わりなく品質の良い果実が実っています。
    中間台木を調べたら、二十世紀、八雲、青竜、長十郎、豊水、早生赤など品種更新による高接更新樹が多いようです。その中で長十郎の中間台木は、マダラ果が多く果実肥大も良くないように思われます。中間台も主幹部1m以上無いとインターストックとしての効果が得られないように思われます。みつばち花子の共同開発者の小熊果樹園さんのお話では、早生梨は早生樹に接ぐと良いからではないかと言われてました。しかし二十世紀は早生梨ではなく、主幹部胴枯病対策のインターストック台として用いられておりマダラの発生が比較的少なく、豊産性がえられる事で知られています。マダラ果の少ない中間台は、二十世紀、八雲、青竜など青梨系の台にのった幸水でした。幸水自体、青梨の特性をもつ品種であり、果皮の変異は青梨系としての変異ではないか、それが青梨台に接ぐ事で青梨系のもつ何かがあるのではないか?。栽培研究者ではないので、ネット開示出来る資料は持ち得ないのですが、授粉後の調査で感じた事を書いてみました。

    みつばち花子の使用で最も多いのが、梨栽培者の方々です。九州から秋田まで広くご使用いだいております。訪花昆虫による授粉に依存出来にくい梨栽培の為、みつばち花子は今後もより良い製品づくりに努めてまいります。
    | 果樹 | 23:00 | - | - | - | - |